osaka49ersのブログ

ステンシルとストロングゼロ飲んで寝酒することが大好きなおっさんのブログです。

ステンシルでアリアナグランデを描いてみた。(3)

ステンシルで壁画制作

前回からの続きです。ステンシルで店舗デザインを行いました。(2019年12月)

その模様をブログにしています。

前回と、前々回のバンクシーとかの絵についてはこちらから↓

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お店の情報はこちら↓

Bar Hase Shun

大阪市北区堂山町10-17 H&Iビル堂山 3階

Open 21時〜 

さて、今回はステンシルでアリアナグランデです。

お店の中で一番大きい壁かもしれません。

唯一ここの壁画は全任せでした。色々考えたのですが、女子受けを優先してしまいました。

元の絵はこちら↓

ステンシルで壁画制作

まあ、シンプル目です。2レイヤーくらいで攻めていきます。

これは2日間に分けて描きました。

壁のスペースが結構あったので、アリアナのリリックを描こうかなと。

で、壁の色がピンクなので白ベースでリリックを描いてあまりゴリ押ししないイメージを考えていました。

リリックに重ねて店名ロゴを描こうと思います。

で、最初から最後までをまとめてYouTubeにアップしました。

2レイヤーくらいであれば一瞬です。(ステンシルのカットが大変ですが)

一瞬で絵が完成することがステンシルの利点ではあります。

ステンシルはライブペイント向きの手法ですね。

見ている人を飽きさせない、一瞬でコトが終わります。

 

リリックの白の色味が薄かったので二回重ね書きしてます。

ロゴの店名はもう少し薄めのピンクでも良かったかなと思いつつ。

このロゴもステンシルです。リリックは手書きです。

 

完成図はこんな感じです↓

ステンシルで壁画制作

ステンシルで壁画制作

ステンシルで壁画制作

ステンシルで壁画制作

画像の左に写っているBHSの文字は店名をステンシルで描いています。

これはSupremeのボックスロゴ風です。

アリアナグランデ編はこんな感じです。

 

前回と、前々回のバンクシーとかの絵についてはこちらから↓

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お店の壁にステンシルで絵を描いて個人的には大満足しているというお話。(2)

前回の続きでステンシルで店舗内の壁に絵を描いた話です。

前回のお話はこちら↓

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Bar Hase Shun

大阪市北区堂山町10-17 H&Iビル堂山 3階

Open 21時〜

さて、今回はどんな風にどんな絵をステンシルで描いていったのかをまとめていきたいと思います。

現場に費やした日数は丸4日、ステンシルの型紙作成は多分丸5日以上。

なかなかハードでしたね。

1日目に描いた絵はこんな感じです。

ステンシルで壁画デザイン

ウィズカリファとバンクシーです。

まずはウィズカリファから。

元はこれですね。

ステンシルで壁面デザイン

以前にもキャンバスに描いたことがあったのですが、まー、タトゥーのところが細かい。

さすがに3レイヤーの作成は諦めまして、2レイヤー構成で。

左が1レイヤー目(グレー)、右が2レイヤー目(ブラック)です。

ステンシルで壁画制作
フォトショで加工したイメージ画

さらにフォトショで加工してドアに貼り付けイメージを作成。

ステンシルで壁画制作

フォトショでイメージ画を作成

See u Againと入れているのは、お店の出口なので曲のタイトルに掛けて「また会おう(また来てね)」のような感じにしました。

フォントもそこまで考えずとりあえず当てたフォントでそのままGOしました。

さてカッティングです。

なかなか苦労しました。コピー用紙+画用紙の二枚重ねでカットしてきます。

カットは全て自宅作業です。

ステンシルで壁画制作

カットしたステンシル

描くドアはこちら。

ステンシルで壁画制作

で、カットしたものを現地に持って行き、ドアに型紙を貼り付けます。

事前にドアのサイズ感は測っているので問題なし。

最初は下地に白ペンキで適当に塗りたくります。

ステンシルで壁画制作

そして1レイヤー目のグレーをスプレーで吹き付けていきます。

ステンシルで壁画制作

↑こんな感じになります。これだけでは何か分かりませんね。

 

で、2レイヤー目のブラックです。あっという間ですね。

現場での作業はほんとあっという間です。(ステンシルの準備が大変なんです)

ステンシルで壁画制作

そこから筆で微調整し完成です。

筆で調整した箇所、絵具がツヤ有りだったのでちょっと気になります。。

ステンシルで壁画制作

ステンシルでバンクシーパクリを描いてみた。

次はバンクシーです。こちらは2m超えのサイズ感。

ステンシルで壁画制作
しかもテキストコピー入りです。

「RESTART FROM HERE!!」訳すと「ここからやりなそう」的な。

このコピーはオーナーさんの指定でした。

大きかったですが、1レイヤーなのでカットはそこまで大変ではなかったです。

ステンシルで壁画制作
で、こちらも下地に白ペンキを塗りたくります。(GIF画像圧縮しきれなかったのでYouTubeにアップしました)

 

このローラーがなかなかいい味出してまして、ベタッとした感じはなく、薄めに下地をひける感じです。

すぐに乾きますし、これは新しい発見でした。

そして1レイヤーのステンシルを壁にペタッと貼り付け、ブラックでスプレーをしていきます。

あとは花束の箇所をアクリル絵具で調整し完成です。

  

完成後に気づくのですが、テキストコピーの英語が間違っていました。。

 

「RESTART FROME HERE!!」で「E」が多かったんです。

 

完成後に写真撮って気付きました。最悪ですね。

 

こういうときステンシルしかできない人って弱いですよね。

自分で描くことができないですから。

 

結局悩んだ挙句、壁面の薄いピンクと同色の色で「E」を消し、矢印「→」を入れておきました。

それっぽくは見えるでしょう。売り上げ右肩上がり的な。

 

で、周囲に白ペンキローラーでコロコロさせて完成です。

ステンシルで壁画制作

割とシンプル目に仕上がったかなと。バンクシーのパクリ絵は初めて描いたのですが、ごくごくシンプルで描きやすいですね。

バンクシー好きにはたまらない壁画なんじゃないでしょうか。

もう一回、ステンシルでバンクシーパクリを描いてみた。

そしてステンシル初日の最後にもう一つ、ドアに風船バンクシーです。

ステンシルで壁画制作

これも1レイヤーなので、一瞬です。

下地描いてからスプレーで完成です。

ステンシルで壁画制作

これはあまり気に入ってませんが、目立たないドア付近なので、しょうがいないですね。これもパクリバンクシーです。

 

そんな感じで1日目が終了。掛かった時間は5~6時間ほど。

まだまだ序の口です。

1日目なので肩慣らしステンシルという感じでした。

 

続きはまた次回。

 

前回の記事はこちらから↓

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ステンシルで店舗内の壁面をデザインしてみた。(1)

ステンシルで壁画制作

ステンシルでお店の壁面デザイン描いてきました。

結論、めちゃくちゃ大変でしたが、自由に描かせていただき大変楽しかった。という感想です。

 

本編はとりあえず、序章という感じで、まとめていきます。

何回かに分けてまとめていきます。結構、長編になりそうです。

 

今回、描かせていただたお店は中崎町付近のBarです。

Bar Hase Shun

大阪市北区堂山町10-17 H&Iビル堂山 3階

Open 21時〜

依頼はインスタから。なかなかインスタも捨てたもんじゃないですね。

店舗内の壁、全てに描いて欲しいという有難いご依頼。

どんなものかと現場を見に行くことに。

これが2019年の12/7(土)。

お店のオープンは12/24のクリスマスイブ。

そう、時間ほとんどないですね。

描く前の店舗はこんな感じ。

ステンシルで壁画制作

ステンシルで壁画制作

ステンシルで壁画制作

店舗全体を撮っていなかったのですが、他にも壁・ドアがあります。

壁は薄いピンク。いい感じですね。

 

ほとんどの壁に絵を描いていく作業。

 

わくわくしますが、まずオープンに間に合うのか。。

私が現場に来れる日は土曜・日曜のみ。

24日のオープンまで5回しかありませんでした。

平日仕事終わりにステンシルを作成するというハードスケジュール

平日仕事終わりにステンシルを作成し、土日で描くというハードスケジュールのスタートです。

ただ、本業も12月ということもありなかなかハード。

平日も作業することが難しく、結局、土曜丸々ステンシル作成で終わる日もありました。

いや〜ハードっす。

で、結局4回ですね。現場で描いたのは。

自分で言うのもあれですが、この辺りはうまくスケジューリングできたなと。

この規模のステンシルは初めてで正直出来るのかと不安もありつつ・・

壁面が約7個、全て2m超え。

ステンシルの作成と、描く時間を考慮するとかなり厳しかったですが、まあやりきりましたよね。

ステンシルをカットすることが大変でした。

1レイヤーあたり約1時間30分、デザインによっては2時間超え。

壁面・デザインに応じて3レイヤー作成したものもあります。

単純計算でステンシルを作成する時間だけで、約15時間以上ですね。

地味な作業が色々あります・・

その全貌をこれから何回かに分けてまとめていこうかなと。

この年末〜正月中にまとめれたらなという気持ちです。

ステンシルで壁面デザイン

休憩の合間に食べたバナナとバンクシー。

では今日はこの辺で。

スプレーを使ったステンシルアートについて動画で紹介

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ステンシル(型紙)の作り方等をざっくりまとめてきましたが、実際にスプレーして描いていくフローについてまとめていきたいと思います。

型紙の作り方についてはこちらを参照ください。

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スプレーを使ってステンシルアートをやってみる

まず、描くものを何にするか。

スプレーだとだいたいのものに着色できると思います。

ベニヤ板とかでも良いです。

 

私が描くものはキャンバス・ベニヤ板・服が多いです。

キャンバスの値段はピンキリです。

安いものであればダイソーでも売っています。サイズは22/27cmのものがあります。

画材を揃えるのに、おすすめのお店は大阪にある笹部洋画材料店をおすすめします。

コスパが良くて、キャンバス・スプレーをどこよりも安く購入することができると思います。(たぶん)

リキテックス・アムステルダムのスプレーが安いです。

カワチやアマゾンで購入するよりも安いと思います。

笹部洋画材料店について詳しくはこちら↓

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動画で見るステンシルアート

で、文章で書くよりも見てもらった方が早いかなと思いまして、、結局動画にしました。

いままでのブログでも登場してきたオードリーヘップバーンを描いています。

カットからスプレーするところまでステンシルのすべてです。1分くらいです。

  1. ステンシル(型紙)カット
  2. キャンバスにステンシルをセット
  3. 重しとなるネジ等を載せていく
  4. スプレーする 最初はグレー
  5. 二回目にブラック
  6. 気になるところは筆入れ

目元の箇所は切り抜くところを間違えたので、後から白で塗ってます。

こうやってみるとすごく簡単そうですね。。

やはり一番時間が掛かるのは型紙を作るところです。

そこさえ出来てしまえばあとはスプレーをしていくなので、簡単な作業かなと思います。

最近はステンシル全然してません・・

2019年に入ってからは全く描いておらず・・何もしてません。。

ただクリーマを通じて問い合わせがあったり、インスタから依頼があったり色々です。

問い合わせ等をいただくとやろうかなと思うのですが、腰が重く、四か月ほどさぼってきました。

ですが、4月は何か一つだけでも作ろうかなと思っております・・!

何にするかはまったく決めていません。

詳しくはまたこちらで発信していければなーとふんわりと考えています。

 

そもそもステンシルって何ですか?という方は、こちらを見ていただけるとうれしいです。

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一応今回の記事で、ステンシルのハウツー的なものは終了です。

全4回くらいですかね。

ここまでくるのに結構時間掛かってしまいました・・

これからは作品についての発表とかしていければと思います。

Creemaで著作権違反~アカウントBANされそうになった話

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Creemaというサイトで絵を販売しているのですが、運営側より連絡があり、「著作権違反に該当する商品があるため、商品をすべて展示作品として移動しました。」

というようなメールが届き、サイトを確認すると何ということでしょう。

すべてきれいに展示に移されていました。

著作権に違反していないものまで。

まーほとんどが有名人なので、そりゃダメでしょってことです。

はい、すみませんでした。

なので現在サイトでは販売しておりません・・

私のページはこちら↓

www.creema.jp

著作権と肖像権について

いままでも自分なりに著作権と肖像権について調べてきたのですが、ざざっと思う事を。

そもそも著作権について、写真の場合、撮影者が死んでから50年経過していれば、写真の著作権は切れます。

ただし、被写体となった人物には肖像権があります。

著作権が切れていても肖像権が生きている場合があったり、肖像権が切れていても著作権が切れていない場合があります。
著作権と肖像権は分けて考える必要がありますね。

人物画を販売するときの安全パイは、自分で自分を撮影し、自分をモデルにして販売することが安全。ということです。それか身内・知人など。(当たり前)

 

絵の著作権についてはネット上に様々な情報があると思うのですが、私が行き着いたところは結構グレーな部分が多いな。という印象です。

一企業が商業目的で、アーティストの絵を無断で販売する場合はご法度ですが、一個人が小遣い稼ぎで販売する事に関しては問題ないとは言い切れませんが、いちいち個人を追いかけて訴えていたらキリがないのでそのままのケースが多いと思います。(それでも違反は違反ですが)

絵を販売するうえでのプライドとかモラルの問題だと思います。

やはりオリジナルで勝負しろってことですね。

私の場合、一個人としてCreemaのサイトで販売しているため、著作権・肖像権の権利を持っている人間がCreemaを訴える可能性があるという点と、そもそもCreemaの販売ルールに反するという点から削除されました。

kurryさんやbuggyさんもディズニーのパロディとかを販売していますが、あれはあれで覚悟あっての絵なんですかね。

著作権フリーのチェゲバラ

私が知ってる限りで著作権フリーの有名どころはチェ・ゲバラマリリンモンローです。

チェは写真家とそれを加工した芸術家が著作権を放棄したとのこと。

それでTシャツとかに使用され一気に広まったと言われています。

写真家には一銭も入ってきません。もったいねー。

 

マリリンさんは「亡くなった場所問題」で肖像権が無いようです。

マリリンさんが死んだ場所はニューヨーク。

ニューヨークでは、被写体の人物が亡くなると肖像権はなくなるため(州によって法律が異なる)ニューヨーク州出身のモンローの肖像権は切れています。

以下のサイトでも無料配布され、人格を侵害するようなひどい使い方を使用しなければ商用でも使用可能とのことです。

publicdomainq.net

上記の写真は商用利用可能ですが、他のマリリンさんの写真には著作権が存在するため、確認が必要かと思われます。

以下のページで質問している方がいますので参考までに。

www.bengo4.com

パブリックドメインの素材であれば商用利用可能で、自由に使えるので今後はそっち方面かなーと考えています。

ただ上記のパブリックドメインQのサイトに念のため問い合わせたのですが、著作権上は商用可ですが、すべて自己責任で、国によっても法が異なるため、確認は必要とのことです。以下メール引用です。

GAHAG管理人です。
当サイトをご覧いただきましてありがとうございます。

著作権上は可能です。

肖像権そのものは、日本では認められていません。
ただし、人格権やパブリシティー権を侵害するような利用は、
訴えを起こされる可能性があります。

利用に関しては、すべて自己責任となりますので、
どのような利用が損害賠償の対象となるのか、
判例等を調べるなり、きちんと理解した上で、
判断をして頂くことをお願いいたします。

う~ん、難しいですねぇ、自己責任の範囲で、確認を取る必要がありそうです。

ただ海外のアーティストなんかは取りようがないので、そのまま描いている人も多いでしょうし、当人もそのままスルーしてるケースが多いと思います。

まぁ何れにせよ自己責任で。

今日はこの辺で。

ステンシルの作り方、カッティングについて

ベースとなるデザインを決めて、デザインを印刷したら次はカットです。

デザインの作り方についてはこちらの記事をご覧ください。

前編・後編があります。

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改めて、ステンシルするうえで必要なものをまとめると・・

  • カッター(デザインナイフ)
  • カッティングマット
  • スプレーか絵の具
  • キャンバスなど(描くもの)
  • 最終仕上げ用の絵の具・筆

あとは紙を切り抜く根気と時間ですね。

これが作業の中で一番時間が掛かります。

必要なものは全て100円均一で購入できます。

(デザインを作成するのにPCが必要・そのデザインを印刷するのにプリンターが必要。などはありますが)

100均でも良いのですが、、きれいに仕上げたいという場合は以下をおすすめします。

  • カッターはOLFA
  • カッティングマットは大きめのもの(A3以上)
  • スプレーはリキテックス

ステンシル:カッティングしていく

いよいよステンシル(型紙)を作っていきます。

まずカッティングマットの上に、デザインを作成し印刷した紙を置きます。

カッターはOLFAのデザインナイフがおすすめです。

で、印刷した線に沿ってカットするだけです。

シンプルにただそれだけです。

ただ、全てそのままカットしてしまうと、繋げないといけないところが繋がっていなかったり、型紙として完成させることが出来ません。

ある程度全体の完成図をイメージしながらカットしていきます。

これは何回かやっていくうちに身についてくると思います。たぶん。 

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繋げてカットすることでステンシルを補強することができる

カットする際は、いかにデザインの線通りにカットできるか、人物の場合は特に目元の部分を細かくきれいにカットできるかが重要です。

デザインの線に忠実にカットすることでより綺麗な仕上がりになると思います。

カットするサイズにもよりますが、2レイヤーであれば1時間くらいでカットできるかと思います。

1、2レイヤーをカットするとこんな感じに仕上がります。

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ステンシルに使用する紙について

今回はコピー用紙なので、薄くてカットしやすいですが、スプレーした後は紙がへたってきます。

型紙に強度が欲しい場合は、コピー用紙の下に画用紙をひいて2枚まとめてカットします。

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スプレーした後のステンシル。紙が反っています。

なぜ2枚まとめてカットする必要があるのか。

画用紙の場合、厚みとサイズの問題で、家庭用プリンターでは紙が通りません。。

なので、まずコピー用紙にデザインを印刷し、印刷した紙を画用紙の上に重ねてテープで貼り付け、2枚カットしています。

2枚カットは結構な力が要りますし、刃もすぐにダメになってしまいます。

ただ、ライブペイントの時はある程度の厚みが無いと壁に貼り付けることが難しいので、画用紙を使用することがほとんどです。 

 

もう1つのメリットとしては、画用紙であれば型紙として長持ちします。

1回しかその型紙を使用しないのであれば問題ないのですが、時間を掛けて作った型紙・・また再利用したいですよね。。

量産できるのもステンシルの良いところです。

 

型紙を長持ちさせるには、

  • 紙を厚紙のものにする(画用紙など)
  • 使用後、一旦乾燥させ、新聞紙などで挟んできちんと保存する

です。

ではステンシルを使ってスプレーをしていきたいと思います。

こちらからどうぞ↓

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ステンシルのデザイン・型紙の作り方(後編)

前編の続きで、デザインを制作してから印刷する工程を説明します。(Photoshopでの作り方です)

前編のステンシルのデザインについてはこちらを一読くださいませ。

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デザインを制作した後、そのデザインを印刷する必要があります。

その詳細についてまとめていきたいと思います。

Photoshopで境界線の作り方

前編の続きで、不要な色が付いているところは除いて、カットする部分のみ印刷する方法です。
こちらのオードリーヘップバーンを調整していきます。

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1レイヤー目を選択し、自動選択ツールを選びます。(赤枠)

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黒い部分を全て自動選択ツールで選択します。(shift押しながら)
選択後、メニューの「選択範囲」>「選択範囲を変更」>「境界線」を選びます。

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「境界範囲をふちどる」と出てくるので、1pxにします。

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これでふちの部分が選択されました。
 
次にブラシツールを選択し、5,000ptくらいにしてしまい、色はブラックを選択。
で、ふちどり部分に着色、そのままctrl (or command)+cでコピーし、ctrl (or command)+vで貼り付けましょう。
で、1レイヤー目を非表示にすると、境界線のみの画像に変わるかと思います。
背景に白色をひくと分かりやすいかと思います。

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これでカッティングする線のみの画像となりました。
 
2レイヤー目も同じ要領で、境界線のみにします。

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するとこんな感じの画像にかわります。

f:id:osaka49ers:20180929001227j:plain

 

で、1と2のレイヤーを重ねるとこんな感じの画像になるかと思います。

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これをレイヤーごとにJPEG保存すればOKです。

イラレでタイル印刷する方法

A4であればそのままPhotoshopから印刷できるかと思いますが、A4以上の場合、たとえば今回であれば225/275mmのキャンバスに描く予定ですが、A4以上の大きめのものを描きたい場合は、Photoshopでの印刷方法が私は分かりません。。
 
なので次はイラストレーターで印刷します。(adobe cloud前提で話進めます、すみません)
 
イラレを開きます。
Photoshop同様にサイズを設定し、先ほど、レイヤー毎に分けた画像を読み込みます。
 
225/275mmでサイズを設定し、先ほど、レイヤー毎に分けた画像を読み込みます。
(好きなサイズで設定いただいてOKです)
画像を配置し、適度に画像を調整します。
Photoshopで特にサイズしてなかったのではみだしてます。 

で、ファイルからプリントを開きます。

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拡大・縮小>タイル(プリント可能範囲)を選択します。

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このままだとA4が4枚必要なため、画像の向きを横向きに変更し(赤枠)、A4を2枚分の印刷で済むように調整します。
 
この状態で印刷します。A4を2枚貼り合わせることになります。
※Photoshopにはおそらくタイルの機能はないと思います

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A3出力できるプリンターであれば、A3で印刷してOKです。
A4を貼り合わせると必ず少しだけずれてしまうため、A3で1枚に収めるほうがきれいにカットできます。
 
A4を2枚、テープで繋ぎ合わせると、大きめのステンシルが出来上がります。
これの応用でA3以上のステンシルを作成することも可能です。
A4の場合、紙を貼り付ける作業が大変ですが。。
 
デザフェスでライブペイントしたときは、何百枚ものA4用紙を貼り合わせた記憶があります。。
デザフェスでのライブペイントについてはこちら↓

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実際に印刷し貼り合わせるとこんな感じになります。

1レイヤー・2レイヤーと分かるように数字を書いておきます。

1レイヤーがグレー、2レイヤーがブラックです。

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繋ぎ目部分がズレるというは中央のこのテープを貼り付けている部分↓

ここは出来ればきっちりと揃えた方がきれいに仕上がります。

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ここまでで下準備ですね。これをカッティングして型紙の完成です。

まだ少し先は長いです。

カッティングについてはこちらの記事です↓

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ステンシルのデザイン・型紙の作り方(前編)

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ステンシルの基本となる型紙。

その前にデザインを決める必要があります。

型紙の作り方やステンシルの前段部分について、まとめていきます。

そもそもステンシルってなんやねんという方はこちらをどうぞ↓

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簡単なようで結構やることが多く、難易度高めな部分もありますが、慣れると簡単ですぐにそれなりの絵が出来てしまいます。

今回はまずデザインを作る部分についてです。

ステンシル:デザインの作り方

まず簡単にステンシルのやり方・作業工程をまとめると、

  1. デザイン決める
  2. デザインをPCで調整する(Photoshopが望ましい)
  3. デザインを印刷する
  4. 印刷した紙を繋ぎ合わせる(A4以上の場合)
  5. 紙を切り抜いて型紙を作成する
  6. キャンバスなどに型紙を置いてスプレーする
  7. 最終調整して、クリア・コーティングする

です!

まずは1〜4あたりを説明していきたいと思います。

 

ステンシルする絵柄を決めます。画像や文字など。

で、画像の調整をPCで行います。(スマホではできません)

細かい絵柄などの場合、Photoshopでの調整が必須です。

Photoshop・・値段高いし、使い方よく分からんすよね。。

でも大丈夫です、今回はPhotoshop有り無しの2パターンでまとめていきます。

Photoshopが無い場合

Photoshopが無くても多分大丈夫・・!

web上で画像を調整できるツールがあります。

Pixlrというツールです。

Pixlrはインストール不要で、ブラウザ上で使えるエディタです。

Online Photo Editor | Pixlr Editor

レイヤー分けや、透過の画像作成等が可能です。

Photshopが無くても代わりになるツールです。

とりあえずデザインを始めたいという方にぴったりかと思います。

今回Pixlrを使用しての画像作成は、1レイヤー(色がブラックのみ)でA4サイズのやり方です。

このオードリーヘップバーンを調整していきます↓ 

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Pixlrにアクセスし、まず「コンピューターから画像を開く」を選択を選びます。

f:id:osaka49ers:20180921232606j:plain

 

画面上部のメニューから「調整」>「色調と彩度」を選択します。

f:id:osaka49ers:20180921232619j:plain

 

「彩度」を-100にし白黒にします。

f:id:osaka49ers:20180921232635j:plain

 

次にメニューの「フィルター」>「アートポスター」を選択します。

f:id:osaka49ers:20180921232711j:plain

 

すると画像が切り替わります。黒い部分のみに変わると思います。

「量」・「色」はデフォルトのままで良いと思います。

黒くなっている箇所がカッターで切り抜くところです。

これでステンシルのベースとなるデザインの完成です。

f:id:osaka49ers:20180921232733j:plain

 

あとはメニュー左上の「ファイル」>「印刷」からプリントしても良いですし、JPEGなどで保存し、PC上でプレビューして印刷でも良いと思います。

印刷すれば完成です。あとは切り抜くだけ・・!

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多色で、大きいサイズも出来るかもしれませんが、、

すみません私はPixlrではやったことなく分かりません・・!

なのでPixlrでできることは「色はブラックのみ、A4サイズのもの」に限ります。

Photoshopがある場合

Photoshopをお持ちということはそれなりに操作できる方かと思いますので、割愛できるところはどんどん割愛していきますのであしからず。

逆にもっと良い方法があればご教授くださいませ。。

Photshopで作成する場合、2レイヤー(ブラック・グレー)、A3サイズでできるものを紹介します。

このオードリーヘップバーンを調整していきます↓

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まず新規作成でA3のサイズを設定します。

画像を開き背景レイヤーのサイズに調整します。

 

で、モノクロにします。

多色の場合、モノクロレイヤーを1つコピーします。

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一番下のレイヤーの「明るさ・コントラスト」を調整します。

従来の方式にチェックを入れ、コントラストを100、明るさを画像くらい黒い部分の割合を作り、OKを押します。(画像は-30くらいです)

最初にスプレーを吹き付ける1レイヤー目(グレー)に当たります。

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次に2レイヤー目の「明るさ・コントラスト」を調整します。

2番目にスプレーするレイヤー(ブラック)です。 

 1レイヤー目と同様で、「明るさ・コントラスト」を調整します。

コントラストを100、明るさを1レイヤー目よりも大きい数字で設定します。

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で、2レイヤー目の透明度を50%くらいに調整します。

影が付いたと思います。こんな感じに↓

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これが完成イメージです。色合いとかはあくまでイメージです。

この画像通りに完成すると思ったらダメです。

画像通りにはなかなか仕上がりません。

 

この画像を印刷していくのですが、グレーの1レイヤー目とブラックの2レイヤー目を分けて印刷すればOKです。

切り抜く箇所は色がある箇所です。

フルカラーで印刷しても、この色のある部分はカッティングしてしまうので不要っちゃ不要なんですね。
なので、カッティングする部分のみ、境界線のみにしてしまえば、プリンターのインクも抑えられて良いかなと。

あと家庭用プリンターだとA3出力はなかなかないかと思いますので、私の場合、イラストレーターでタイル設定し、印刷しています。

その辺りの詳細を次回はまとめていきたいと思います。

後編はこちらです↓

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かっこいい絵が簡単に描けるステンシルとは・・?

2pac/カートコバーン/ボブマーリー/マイケルジャクソン

ステンシルってそもそも何なの?とよく聞かれます。

 

私がステンシルをやり始めてから約7年。

 

イベントなどで出店しているときにどうやって描いているの?とよく聞かれます。

 

紙をカッターで切り抜いて、型紙を作成し、そこにスプレーして描いている。と説明しますが、伝わっている人は半分くらい。。たぶん。

 

型紙を実際に見せると理解していただくことが多いですが、口頭のみではうまく伝わっていない場合が多いです。たぶん。

 

そこで今回はステンシルとは??という内容でまとめたいと思います。

ステンシルとは・・?

大辞林には以下のように記載があります。

ステンシル [2] 【stencil】

謄写印刷・捺染(なつせん)印刷などで用いる一種の型紙。文字や模様の部分を切り抜き,インクが通過するようにしたもの

三省堂 大辞林より

らしいです。

 

あまりピンとこないですね。

 

まとめると、冒頭でも書いたように、型紙を使用して、文字や絵を描く技法です。

 

そう、型紙ありきのアートです。

切り抜いたステンシル

切り抜いた型紙はこんな感じです。

以下の動画は私が型紙を使用し、キャンバスにスプレーで描いたステンシルアートです。

3枚の型紙を作成し、1レイヤーごとにスプレーしています。

最後は筆で一部調整しています。

これは映画パルプフィクションのユマサーマンです。

 

早送りなので、かなり一瞬で簡単そうに見えるかもしれませんが、型紙の元となるデザイン作成~切り抜きなど、結構な時間が掛かっています。

3レイヤー(3色)なので大体3〜4時間ほど。

 

型紙をキャンバスに置いてから、錘になるナットを置いています。

これがないとキャンバスと型紙の間に隙間が出来てしまい、スプレーが滲んでしまいます。

逆にその滲みがステンシルの良いところだったりもするんですが、私は極力隙間を埋めるようにナットを多めに置いています。

 

色は3色に分けています。

最初は薄くグレーで着色し、2回目は濃いめのグレー、そしてブラックです。

最後に型紙の繋ぎ目の箇所を筆で調整し、完成です。 

 

ステンシルでの制作方法については、別記事でまとめていますので良かったらどうぞ↓

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ステンシルはいつ誕生したのか。

では、いつからこのような技法が生まれたのか。

 

シルクスクリーンとも密接に関連しているのですが、もっとも古いのは旧石器時代・・!

フランスのぺシュメルルの洞窟壁画のようです。

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日本では諸説ありますが、

  • 奈良時代に孫七という人がはじめたという伝説や、
  • 子安観音の和尚が、虫食いの葉を見て型紙を思いついたという伝説
  • 平安時代には、型売り業者がいたといわれていたり、応仁の乱の時に京都から逃れてきた型彫り職人が型彫りの技術を伝えたという説

 

いくつもの伝説や言い伝えがありますが、特定できる説はなく解明されていません。 

 

また、ステンシルと関係性が深いシルクスクリーンですが、シルクスクリーンは100年以上の歴史があります。

 

起源はアメリカではなく日本。

 

古くから使用されてきた捺染(なせん)型紙(江戸小紋や伊勢型紙、紅型など、型紙を用いての染色)が元になっています。

その細かな型紙が破れないように、上に絹布を貼付けたことが『ジャパニーズ・ステンシル』として世界中に広まり、ヒントを得た国々でシルクスクリーンの技術は発展していきました。

ステンシルはどうやって作るのか。

ステンシルの基本となる型紙をどうやって作るのか。

 

カッティングマシーンやステンシル用の機械があります。

カッターを使用し手で切り抜く方法が一般的かもしれません。

 

軍モノ、アーミー系が好きな人はステンシルシートを使って、小物などにスプレーしているのをよく見かけます。

空き缶とかにステンシルフォントで、文字が書かれているものが一般的なステンシルではないでしょうか。

よく雑貨屋とかで見かけます↓

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ステンシルフォントを使用して小物にステンシル

ステンシルの文字を作成するこういう機械もあります。

ステンシルマシーン

ステンシルマシーン

英数字を切り抜くことができるのですが、30万円以上します。。

カッティングマシーンだと比較的、入手しやすい金額です。(3万円~)

私もカッティングマシーンの購入を検討した時期もありましたが、A4サイズまでとサイズに縛りがあるのと、カッティングマシーンを使ってしまうとハンドメイドでは無い気がするので・・すべて手で切り抜いてます。

 

カットする際は、絵柄の繋ぎ目部分が切れないように、繋ぎ合わせてカッティングしていく必要があるため、ある程度完成形を意識しながら作業に取り掛かります。

大き目のカッティングマットがあるとカットしやすいです。

カッターはデザインナイフが望ましいです。

100円均一でも売っています。(ただ100円均一のものは切れ味悪いです)

OLFAのカッターが使いやすく、替え刃も安価なのでおすすめです。

切れ味が悪くなれば、すぐに刃を交換します。 

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別記事でステンシルアートの制作についてまとめています↓

www.osaka49ers.com

 

ステンシルについてざっくりまとめると、、

紙とカッター、スプレーがあれば誰でもかっこいい絵が描ける。

です・・!

 

スプレーでなくても絵の具とかでも出来ます。

一般的にはスプレーよりも、布などに絵の具を染み込ませ、ステンシルの上からトントンと叩いて絵を描いていく方法が主流かもしれません。

ただスプレーの方が、インクが噴射している感じや、汚れが付いて良い感じに仕上がると思います。

 

で、色々書いてきましたが、私自身ステンシルはあまりクリエイティブなアートではないと思っています。

 

型紙があれば量産制作が可能ですし、時間とカットする根性があれば誰でもできるアートです。

 

以下の記事に私がステンシルを始めた経緯とかをまとめていますので良かったらどうぞ。

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では今日はこの辺で。

初めてのデザフェスでライブペイントしたこと(後編)

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デザフェスでのライブペイントについてです。

前編から続いています。

描いていく詳細をまとめていきます。

前編はこちら↓

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デザフェスライブペイントスタート

まず型紙(ステンシル)を壁に貼り付ける作業から開始。

サイズが大きいので、貼り付けるだけでもまぁまぁな作業。

 

型紙(ステンシル)は画用紙レベルの厚紙を用意してきたので、壁との隙間も極力少なくすることが出来、スプレーの滲みを防ぐことが出来ます。

 

また壁は画鋲を刺せる硬さだったので、画鋲を刺して、壁と型紙(ステンシル)の隙間を潰していきました。

画鋲と養生テープで型紙(ステンシル)の貼り付け作業を進めていきます。

 

描く人物は8名で、まとめて貼り付けても良かったのですが、一気にスプレーして終わらせるのも面白くないので、まずは左上から3名だけ。

 

で、貼り付け作業は意外と早めに終わってしまい、スプレーするだけ。

会場オープンしたてということもありお客さんが少ない状態でスプレーし、一瞬で終わってしまいました。

見せ場が一瞬で・・

まぁこれしないと描けないわけで、、進めるしかないという感じです。

(デザフェスのライブペイントではスプレーの使用が禁止されているため、ダメですが、さっとスプレーしました)

 

一旦こんな感じに↓

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スプレー禁止のためメインは筆で描いていきます。

そのため薄くスプレーしています。

スプレーは濃いくても良いのですが、筆で上から着色していき筆の質感を出すため薄くしています。(たぶん)

 

ここからまずは肌色→髪の毛→帽子→黒で細部を描いていくという感じです。

 

ステンシルも1レイヤーのみなので、細かい部分はデザインを印刷していた紙を頼りに細部を描いていきます。

 

顔の部分を着色していった状態↓ 足元に型紙が溜まっていきます・・

一番左、2PACは黒人なので少し濃いめに。

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何度かライブペイントを経験してきて感じたことは、ステンシルでスプレーして描いているときが一番人が集まる瞬間です。

筆で描いているところを見せるのも良いのですが、動きが小さくて、出来上がるまでに結構な時間が掛かると思います。

 

その点、ステンシル&スプレーの組み合わせは型紙に対してシュッとするだけで、一瞬でそれなりの絵柄が出来るので見ていて楽しいと思います。

 

ステンシルはライブペイントに向いている技法だと思います。

まぁ、デザフェスではスプレー禁止なので派手にすることは出来ませんが。

 

1日目はとりあえず上段を完成させることを目標に描き続けてました。

色付けていくと結構目立ちますね。写真撮っていただけることもちらほらと。

周りのライブペイントしている方を見ると人物画は少なかったです。

 

で、1日目はこんな感じで終了。

髪の毛の部分には各アーティストのリリック・名言を描いています。

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ライブペイント2日目。

2日目です。朝早くから描いている人もいます。

ライブペイントの良いところは誰にも止められず、自由に描きたいものを描ける。というところでしょうか。

 

お金もらっている状況でのライブペイントであれば話は別ですが、デザフェスの場合、出店するためにお金を払ってるんで、朝から描こうが、最悪途中で終わっても良いもんやと思います。

そういう自由度が高いところが良いですね。

 

2日目は下段から描いていきます。描く位置が低くなるため屈んで描く必要があります。

ここの4名分はきつかったですね。

 

前日同様に黙々と描いていくだけです・・

 

で、一旦全ての人物部分を描き、背景とかを垂らしたり文字書いたりごちゃごちゃとさせ・・

 

完成・・!

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背景のわやくちゃ感が好きです。

各アーティストに合わせたカラーで文字を殴り描きしました。

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描き終えたあとの達成感というか、なんというか。

ずっと見てることができそうでした。はい、大満足です。

持って帰りたいくらいですが、、壁なので、、描いて終わりです。

丸2日掛けて、絵描いて、持って帰れないと考えると儚いですねー。

ライブペイントなんてそんなもんですねー。

 

自分の名刺にはこのデザフェスで描いた絵を使っていますが、ポストカードかステッカーとかにしても良いかなーと当時は考えつつ、、2年経ちますがまだ作ってません。。

 

デザフェスのライブペイント、まとめると楽しかったです。

いろんなアーティストがいろんな絵を描いて、同じものは一つと無い。

また機会があれば参加したいなーと考え中ですが、スプレー禁止なので、ちょっと厳しいかなーと悩んでます。