ステンシルの基本となる型紙。
その前にデザインを決める必要があります。
型紙の作り方やステンシルの前段部分について、まとめていきます。
そもそもステンシルってなんやねんという方はこちらをどうぞ↓
簡単なようで結構やることが多く、難易度高めな部分もありますが、慣れると簡単ですぐにそれなりの絵が出来てしまいます。
今回はまずデザインを作る部分についてです。
ステンシル:デザインの作り方
まず簡単にステンシルのやり方・作業工程をまとめると、
- デザイン決める
- デザインをPCで調整する(Photoshopが望ましい)
- デザインを印刷する
- 印刷した紙を繋ぎ合わせる(A4以上の場合)
- 紙を切り抜いて型紙を作成する
- キャンバスなどに型紙を置いてスプレーする
- 最終調整して、クリア・コーティングする
です!
まずは1〜4あたりを説明していきたいと思います。
ステンシルする絵柄を決めます。画像や文字など。
で、画像の調整をPCで行います。(スマホではできません)
細かい絵柄などの場合、Photoshopでの調整が必須です。
Photoshop・・値段高いし、使い方よく分からんすよね。。
でも大丈夫です、今回はPhotoshop有り無しの2パターンでまとめていきます。
Photoshopが無い場合
Photoshopが無くても多分大丈夫・・!
web上で画像を調整できるツールがあります。
Pixlrというツールです。
Pixlrはインストール不要で、ブラウザ上で使えるエディタです。
Online Photo Editor | Pixlr Editor
レイヤー分けや、透過の画像作成等が可能です。
Photshopが無くても代わりになるツールです。
とりあえずデザインを始めたいという方にぴったりかと思います。
今回Pixlrを使用しての画像作成は、1レイヤー(色がブラックのみ)でA4サイズのやり方です。
このオードリーヘップバーンを調整していきます↓
Pixlrにアクセスし、まず「コンピューターから画像を開く」を選択を選びます。
画面上部のメニューから「調整」>「色調と彩度」を選択します。
で「彩度」を-100にし白黒にします。
次にメニューの「フィルター」>「アートポスター」を選択します。
すると画像が切り替わります。黒い部分のみに変わると思います。
「量」・「色」はデフォルトのままで良いと思います。
黒くなっている箇所がカッターで切り抜くところです。
これでステンシルのベースとなるデザインの完成です。
あとはメニュー左上の「ファイル」>「印刷」からプリントしても良いですし、JPEGなどで保存し、PC上でプレビューして印刷でも良いと思います。
印刷すれば完成です。あとは切り抜くだけ・・!
多色で、大きいサイズも出来るかもしれませんが、、
すみません私はPixlrではやったことなく分かりません・・!
なのでPixlrでできることは「色はブラックのみ、A4サイズのもの」に限ります。
Photoshopがある場合
Photoshopをお持ちということはそれなりに操作できる方かと思いますので、割愛できるところはどんどん割愛していきますのであしからず。
逆にもっと良い方法があればご教授くださいませ。。
Photshopで作成する場合、2レイヤー(ブラック・グレー)、A3サイズでできるものを紹介します。
このオードリーヘップバーンを調整していきます↓
まず新規作成でA3のサイズを設定します。
画像を開き背景レイヤーのサイズに調整します。
で、モノクロにします。
多色の場合、モノクロレイヤーを1つコピーします。
一番下のレイヤーの「明るさ・コントラスト」を調整します。
従来の方式にチェックを入れ、コントラストを100、明るさを画像くらい黒い部分の割合を作り、OKを押します。(画像は-30くらいです)
最初にスプレーを吹き付ける1レイヤー目(グレー)に当たります。
次に2レイヤー目の「明るさ・コントラスト」を調整します。
2番目にスプレーするレイヤー(ブラック)です。
1レイヤー目と同様で、「明るさ・コントラスト」を調整します。
コントラストを100、明るさを1レイヤー目よりも大きい数字で設定します。
で、2レイヤー目の透明度を50%くらいに調整します。
影が付いたと思います。こんな感じに↓
これが完成イメージです。色合いとかはあくまでイメージです。
この画像通りに完成すると思ったらダメです。
画像通りにはなかなか仕上がりません。
この画像を印刷していくのですが、グレーの1レイヤー目とブラックの2レイヤー目を分けて印刷すればOKです。
切り抜く箇所は色がある箇所です。
あと家庭用プリンターだとA3出力はなかなかないかと思いますので、私の場合、イラストレーターでタイル設定し、印刷しています。
その辺りの詳細を次回はまとめていきたいと思います。
後編はこちらです↓