デザフェスでのライブペイントについてです。
前編から続いています。
描いていく詳細をまとめていきます。
前編はこちら↓
デザフェスライブペイントスタート
まず型紙(ステンシル)を壁に貼り付ける作業から開始。
サイズが大きいので、貼り付けるだけでもまぁまぁな作業。
型紙(ステンシル)は画用紙レベルの厚紙を用意してきたので、壁との隙間も極力少なくすることが出来、スプレーの滲みを防ぐことが出来ます。
また壁は画鋲を刺せる硬さだったので、画鋲を刺して、壁と型紙(ステンシル)の隙間を潰していきました。
画鋲と養生テープで型紙(ステンシル)の貼り付け作業を進めていきます。
描く人物は8名で、まとめて貼り付けても良かったのですが、一気にスプレーして終わらせるのも面白くないので、まずは左上から3名だけ。
で、貼り付け作業は意外と早めに終わってしまい、スプレーするだけ。
会場オープンしたてということもありお客さんが少ない状態でスプレーし、一瞬で終わってしまいました。
見せ場が一瞬で・・
まぁこれしないと描けないわけで、、進めるしかないという感じです。
(デザフェスのライブペイントではスプレーの使用が禁止されているため、ダメですが、さっとスプレーしました)
一旦こんな感じに↓
スプレー禁止のためメインは筆で描いていきます。
そのため薄くスプレーしています。
スプレーは濃いくても良いのですが、筆で上から着色していき筆の質感を出すため薄くしています。(たぶん)
ここからまずは肌色→髪の毛→帽子→黒で細部を描いていくという感じです。
ステンシルも1レイヤーのみなので、細かい部分はデザインを印刷していた紙を頼りに細部を描いていきます。
顔の部分を着色していった状態↓ 足元に型紙が溜まっていきます・・
一番左、2PACは黒人なので少し濃いめに。
何度かライブペイントを経験してきて感じたことは、ステンシルでスプレーして描いているときが一番人が集まる瞬間です。
筆で描いているところを見せるのも良いのですが、動きが小さくて、出来上がるまでに結構な時間が掛かると思います。
その点、ステンシル&スプレーの組み合わせは型紙に対してシュッとするだけで、一瞬でそれなりの絵柄が出来るので見ていて楽しいと思います。
ステンシルはライブペイントに向いている技法だと思います。
まぁ、デザフェスではスプレー禁止なので派手にすることは出来ませんが。
1日目はとりあえず上段を完成させることを目標に描き続けてました。
色付けていくと結構目立ちますね。写真撮っていただけることもちらほらと。
周りのライブペイントしている方を見ると人物画は少なかったです。
で、1日目はこんな感じで終了。
髪の毛の部分には各アーティストのリリック・名言を描いています。
ライブペイント2日目。
2日目です。朝早くから描いている人もいます。
ライブペイントの良いところは誰にも止められず、自由に描きたいものを描ける。というところでしょうか。
お金もらっている状況でのライブペイントであれば話は別ですが、デザフェスの場合、出店するためにお金を払ってるんで、朝から描こうが、最悪途中で終わっても良いもんやと思います。
そういう自由度が高いところが良いですね。
2日目は下段から描いていきます。描く位置が低くなるため屈んで描く必要があります。
ここの4名分はきつかったですね。
前日同様に黙々と描いていくだけです・・
で、一旦全ての人物部分を描き、背景とかを垂らしたり文字書いたりごちゃごちゃとさせ・・
完成・・!
背景のわやくちゃ感が好きです。
各アーティストに合わせたカラーで文字を殴り描きしました。
描き終えたあとの達成感というか、なんというか。
ずっと見てることができそうでした。はい、大満足です。
持って帰りたいくらいですが、、壁なので、、描いて終わりです。
丸2日掛けて、絵描いて、持って帰れないと考えると儚いですねー。
ライブペイントなんてそんなもんですねー。
自分の名刺にはこのデザフェスで描いた絵を使っていますが、ポストカードかステッカーとかにしても良いかなーと当時は考えつつ、、2年経ちますがまだ作ってません。。
デザフェスのライブペイント、まとめると楽しかったです。
いろんなアーティストがいろんな絵を描いて、同じものは一つと無い。
また機会があれば参加したいなーと考え中ですが、スプレー禁止なので、ちょっと厳しいかなーと悩んでます。